春は名のみの

立春を過ぎての雪です。なんと、半年もご無沙汰でした。

この間、年老いた両親の生活が刻々と変化し、それに対応しきれずにいる自分に悩みつつ、という毎日でした。いまはとりあえず、施設にお世話になっている父と、それを見舞う母の健康を願って毎週顔を出しているところです。

そんなわけで、朝読みの頻度を減らしてもらっています。仕事の行き帰りの選書の読書が楽しみでもあります。

最近のヒットは『ぐるぐる猿と歌う鳥』(加藤朋子)でした。ミステリーとしても十分楽しめますし、登場人物たち(子どもたち)のなんとなく秘密めいた、でも元気のよい行動が最後まで目を話せないストーリー展開となっています。

自分が読んで面白い本と、子どもたちが本当に面白いと思う本、そこには大きな差があるのではないかという不安が大きくなっているこの頃です。

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夏へ

何と、またしても知らぬ間に季節は移り変わり・・・
勤務先の中学校では今年度から『朝読書』に取り組むことに。とはいえ、初めての取り組みでいまのところお試し感覚かな。図書室に本を探しに来るというところまで働きかけができていません。とりあえず1年生のガイダンスで図書館をPRしてみたけれど。

この間『モリー先生との火曜日』(ミッチ・アルボム)を読みました。死に向かう日々の中で、教え子ミッチに向けて語られる一人だけの講義。淡々と、しかし優しく進む二人の会話はユーモアに富み、そして人生を深く考える示唆に富むものでした。年老いていく父をみる切なさでときどきこころが重くなる私ですが、あぁ、そう考えればいいのかと。
6年生の朝読みでは『キング最高の日』(ウルフ・スタルク)。こちらも難しい病気でもう助からないからとヨッヨの飼い犬キングが獣医さんで注射されるということろから始まる子どもたちとキングの物語。キングに残された一日を、キングが一番喜ぶことをさせてすごさせたいと考えたヨッヨとその仲間、愉快痛快な一日はあっという間に過ぎて・・・。最後の3行は涙で声が詰まってしまいました、朝読みおばさん失格かな。

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朝読?

朝読みの友、といいながら、近頃は自分の読書履歴になりつつありますね。
周囲から「王への手紙」(ドラフト)が面白いと聞いたので読破。翻訳文にいささかてこずりましたが、学生時代に「三銃士」を呼んだときのようなはらはら感がたまりません。続編の「白い盾の少年騎士」こちらは更に手に汗握る騎士物語。主人公ティウリの心理描写に、すっかりなりきって冒険のたびにはまり込みました。

先月「サボテンの花」を朝読みに行った6年生、ちょっと難しいのかなと毎回不安と戦いましたが、最終回は子どもたちの気持ちがすぅ~っとこちらにむいてきて緊張感をもちながら読み終えました。
朝の15分が子ども達にとって心地よい時間として心に残ってくれたら何も言うことはありません。中学生になったら今度は朝読書に挑戦するのかな、本の世界を楽しめるおとなになってほしいな。

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世界遺産

『どろぼうの神さま』(コルネーリア・フンケ、細井直子訳、WAVE出版)は中学校の図書室から借りて読みました。お母さんが死んで、おばさんに引き取られるおとうとと寄宿舎へ入れられる兄さん、二人は水の都ベネチアへ逃げてきます。そこでであった孤児の仲間、そしてどろぼうの神さまと名のる少年。物語は意外な展開を見せ読むものを飽きさせません。読後感もなかなかよかったのですが、偶然NHKテレビの『世界遺産ベネチア』をみて読み終わったばかりの本の世界がぐっと身近になりました。
子どもたちが逃げ回るベネチアの路地、水路、そして盗みの依頼者伯爵を追っていくラグーナといわれる湿地帯。
ベネチアの風景を知ることで作品の世界がより現実的で、迫力あるものに感じられます。
海外の作品は、その国民性や土地柄がわからないと十分楽しめないこともありますね。逆に、子どもの本といえども行ったことのない世界をありありと描くことで見知らぬ国への憧れが強くなることもあります。
いつか行ってみたいまちが一つ増えたかな。いつになるかわからないけどね。

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サボテンの花

大好きな演劇集団キャラメルボックスが宮部みゆきさんの『サボテンの花』を上演するというので早速読みました。
これはいける!と、3学期の6年生に出前。
卒業研究にサボテンの超能力を証明するという6年1組の子どもたちと、定年間際の権藤教頭。そして彼らを取り巻くおとなたちの騒動。こんな子どもたちが少なくなったなぁと思いながら、4回に分けての朝読みに挑戦中です。
「校長先生にならないでくれてありがとう」という子どもたちのメッセージには泣けました。
小学校のとき、新学期早々待望の担任に当たったと思ったら数日で教頭になってよそに行っちゃった先生が。人事異動、おとなの事情・・・かもしれませんが、正直言って子ども心に失望したものです。
そんな思いをよみがえらせる作品。子どもの心をまっすぐ受け取ってくれる先生にめぐり合えたら、と願うばかり。

年末から親の介護でパソコンに向かう時間もなかなか取れない始末。でも、親のところへ通う車中で本が読めるので、その時間を楽しんでいます。いまは読書の貯金をするときかな、なんてね。いまさら?

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なまけもの

最近ブログの書き込みをしないので、お客様もこないなぁ~

小学校の朝読みの傍ら、中学校の図書館で生徒さんに薦める本を探しています。  

最近のヒットは『銀のロバ』(ソーニャ・ハートネット、野沢佳織訳、主婦の友社)。子ども文庫の選書で手にした本ですが、小学生には少し難しいかなと感じました。登場する子どもたち(ココ、マルセル、パスカールの兄弟)の生き生きした描写、戦場で傷つき目が不自由になりながら故郷への道を探す”チューイ”。好奇心と、憧れと、親愛の情と・・・子どもたちと”チューイ”のやり取りの間に4つのロバにまつわるお話が語られます。”チューイ”は中尉、戦場での恐ろしい戦いを語ることで「兵隊さんになって敵をやっつけるんだ!」という漠然とした正義感をもつ子どもたちに、どんな大人になることが大切かを明確に伝えているようです。子どもはどんなときも、一人前の人間として扱われることで自信を持って未来に立ち向かえるのではないかと感じました。

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○○の秋?

読書の秋、は、あっという間に過ぎてしまいました。
で、私はいったいこの秋を何をしながらすごしたのでしょうか。スポーツ?芸術?農作業?

秋の朝読みではたいがい『月』にちなんだ本を一冊取り上げます。
今回は『ぬすまれた月』(和田誠・岩崎書店)をもって3・4年生へ行ってきました。1963年に岩崎書店から出版されたもののリニューアル版で、長く絶版になっていたものを1998年にプラネタリウム用に書き直し、それを土台にして絵本にしたとのこと。プラネタリウム用というだけあって、満月の中に見える「うさぎ」や「かに」やさまざまの影、月は世界の言葉でなんと呼ばれているか、月食の仕組みなど科学的な話題もちりばめられています。
お話は、つきを盗んだ男にはじまり、その月のが空へ戻るまでの顛末。子どもたちにもわかりやすく、またちょうど4年生が月の学習をしていたとのことでわいわいと楽しく読めました。

そうこうするうちに○○の秋も終わってしまいますね、町はクリスマスのイルミネーションが輝く季節となりました。クリスマス向けの新しい本を探そうっと。

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十二国記

図書館マニアの中学生に薦められて読み始めた『十二国記』(小野不由美)。やっと後2冊、というところまで読み進みました。
ちかごろの某政党総裁選のニュースなど聞いていると「国民」のことを本当に考えているのだろうかと憂鬱な気分にさえなってしまうのですが、国王を麒麟が選び、それは天帝の意思であるというのもあながち悪くないかもなんて思えてきます。人間の姿をした『妖魔』だってうじゃうじゃいるし。
あ~あ、せっかく物語を楽しんでいるのにこんな現実的なことを思ってしまうなんてね。
『図南の翼』にはちょっと感動しました。

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お月見気分

秋らしく模様替えしました。
お月見は、やっぱり秋ですね。

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2学期はじまり!

暑くて、行事も盛りだくさんだった夏休みが終わりました。
あまり読書が進まなかったのが後悔の種。
そんななか『クローカ博士の発明』(エルサ・べスコフ、ブッキング)は大当たりでした。復刊ドットコムで復刊されたのだそうですね。短篇が4つ、どれも愉快でちょっとどきどきして、そしてお約束のハッピーエンド。元気なこどもとちょっと間の抜けた大人たち、こういう話が好きですね。2週続きで時間がもらえたら、是非読んでみたいおはなしでした。
さてと、読書の秋も近づくし、頑張って読まなくちゃね。

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